コンディショニング指導 3回目

興味を持ってくださる方々のおかげで

本日、3回目のセミナーを開催することができました。

今日は初めましての方も多く、私も少し緊張・・・

しかし、熱心に私の話を聞いたり実技を行ってくださる参加者のおかげで

いつも通りに楽しくできました。

 

今日は、

①正しいアライメントの理解

②体幹トレーニング

③足裏バランス

の流れで行いました。

 

まず立位で、続いて座位でアライメントを確認しました。

今日の参加者は猫背よりも、反り腰だったり胸を張りすぎた姿勢の人が

目立つ印象でした。

 

続いて体幹トレーニングの基本となる腹式呼吸を

立位および仰向けで行いました。

私なりに伝わりやすい言葉やイメージしやすい表現、意識しやすい体勢を

考えたつもりでしたが、腹式呼吸の感じがつかみにくいという人が数名いて、

まだまだ勉強、試行錯誤が必要だと感じました。

また、女性の方で寝転んだ時に腰が床から浮き上がっている人もいて、

セミナーを通して、体幹部が弱い代償として出てきていると考えられる症状を

改善する手助けもできれば嬉しいなと思いました。

 

体幹トレーニングとしては、上体起こし、プランク、ヒップリフトを行いました。

「反動を使うのではなく、筋肉を意識して」ということを何度も念押ししました。

しつこいくらい言わせてもらいましたが(笑)、

皆さんちゃんと意識してくれて、キツいキツいと叫びながらも

正しい姿勢、動きで行ってくれました。

最後に足裏バランスとして、

足指の運動、カーフレイズ、ランジを行いました。

カーフレイズやランジは筋トレのメニューとして考えられていますが、

今回は足裏に意識を置いて行ってもらいました。

ランジでは楽に行っている方が何人かいましたが、

前に出して曲げ伸ばししている脚ではなく後ろに引いてバランスを保っている方の脚で

強く支えている人や屈曲伸展動作を行っている人、

前に出した脚の膝で屈曲伸展を行っている人など、

きちんと前脚のお尻やハムストリングを使えていないようでした。

でも、意識すべき筋肉や、上体を前のめりにしないこと、かかと辺りに意識をおいて

かかとで地面を押し出すようにして上体を起こすことなどを伝えると

きちんとお尻などに負荷がかかり、動作が改善していくことが分かりました。

 

私自身、まだまだ「伝える」ことが完璧でなく、皆さんを混乱させたり、

自分で上手く伝えることができないもどかしさを感じることが多いのですが、

今回初めて、動作の改善を自分の目で確認することができ、

心の中で喜びを感じる瞬間がありました。

これは指導者が一方的でも、参加者が頑固であっても得ることはできない経験で、

今回のように伝えたい、「できるようになってもらいたい」という私の思いと、

純粋に私の言葉を受け止め理解し、「できるようになりたい」という

参加者の姿勢があってこそ生まれたものだと思います。

自転車好きの熱心な方々に指導させてもらえるこの機会を大切に、

たくさんの方のパフォーマンス向上を目指して、

また開催できることを楽しみにしています。

 

そして私は、参加してくださった方々に負けないよう、

全日本選手権に向けてラストスパートです!

 

6/11

2017年6月11日 | カテゴリー : seminar | 投稿者 : yumiko